中村岳稜

なかむらがくりょう 1890~1969


【作者略歴】

日本画家。静岡県生。
名は恒吉。東美校卒。川辺御楯に師事する。
初め大阪で西家桂州、平井直水に師事。のち京都に出て竹内栖鳳の門に入る。
古土佐の画風を究め、同時に近世西欧絵画の描法を取り入れて、卓抜した描線と清明な色彩を活かした作品を作り出す。
福田平八郎、牧野虎雄らと六潮会を結成。
芸術院会員。毎日芸術大賞・朝日文化賞受賞。文化功労者。文化勲章受章。
昭和44年(1969)歿、78才。

〈主な作品所蔵先:東京国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、静岡県立美術館など〉

展覧会広告(横須賀美術館)

「気球揚る」東京国立近代美術館蔵

「花菖蒲」

「残 照」 静岡県立美術館蔵