十牛図

じゅうぎゅうず



中国は北宋の末期、廓庵師遠禅師によって作られたと言われます。

人間が本来持つ仏性を、中国では最も身近な動物であった牛になぞらえて、その仏性を追求する修行の過程を、牧童が牛を飼いならすことに例えて十枚の絵と詩で表しています。

第一  尋  牛
第二  見  跡
第三  見  牛
第四  得  牛
第五  牧  牛
第六  騎牛帰家
第七  忘牛存人
第八  人牛倶忘
第九  返本還源
第十  入垂手

 

橋本雅邦 十牛図(ボストン美術館所蔵作品)